安易に触れない

歴史から見る害獣駆除

人間の生活において、害獣との摩擦はある程度仕方ありません。害獣との関わりは、人間たちが社会生活を営むようになってからずっと続いてきました。そして場合によっては、被害を食い止めるために害獣駆除を行ってきました。古くはシカやイノシシなど、山間部において農作物を食い荒らす野生動物が、主な害獣でした。こうした野生動物は害獣である一方、狩猟においては大切な獲物であり、共存を図っていました。人間の生活が都市化していくと、そうした大型の野生動物と人間とは、生活する場所が大きく離れていきました。一方でネズミなどの小動物によって、甚大な被害を生じるようになりました。こうした小動物は、人間生活のそばにまで侵入するため、そこから感染症などを媒介されることで大きな被害を生じたのです。こうした小動物は危険な害獣として、駆除されました。

現状と、今後について

高度に発展した現代生活においても、害獣駆除は身近な問題として存在しています。山間部においてはオオカミなど捕食性の野生動物が絶滅してしまったことや、野生動物を狩猟する人口が減ったことなどから、シカやサルなど野生動物が異常に繁殖して問題となっています。都市の人口が増えるにつれて、開発が加速する中で野生動物との接触も必然的に増えています。害獣駆除の対象において代表的な存在なネズミで言えば、現在都市部においてビルなどで大繁殖しています。ネズミは繁殖力が強いために、あっという間に増えます。更に生命力も強くちょっとやそっとでは駆除できないため、ネズミ駆除は非常に困難です。近年では毒餌にも対応したネズミが登場するなど、駆除の困難さはむしろ増しています。外来生物の流入によって、今までには存在しなかった野生動物による、新たな被害も報告される現状に合って害獣駆除の需要は今後も増えていくと予測されています。

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